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【富樫英樹プロフィール】
株式会社パフォーマンス 代表取締役。1962年東京都生まれ。
小学校時代からタイポフェイスに強い関心を持ち、それがきっかけでデザイナーになる決意をする。
マスメディアを中心とした広告業界に28年。グラフィックデザイナーを経て、アートディレクターとして1994年株式会社パフォーマンスを立ち上げ
主宰として活躍、現在に至る。
最近は元気のいい中小企業様を対象に、「あなたの会社の宣伝部」という新たなサービスプロダクトを作り、
ブランディング構築からUSP[ユニーク・セールス・プロポジション]マーケティングをメインに、コンサルティング業務と併せた
クリエイティブワークを提供している。
※日経BP広告賞、日本工業新聞産業広告賞大賞受賞
現在48歳の私はグラフィックデザイナーとして、おかげさまで25年以上を過ごしてまいりました。小学生の頃には早くもレタリングに興味がわき、
親に頼んで買ってもらったレタリングの本を今でも宝物にしています。小学生時代は学級新聞づくりにも積極的で、
子どもの頃からデザインやレイアウトを意識していたのだと思います。
その後、デザインの学校を卒業。日本を代表するプロダクション出身のディレクターが独立して新設したデザイン制作会社に入社しました。
まだDTPなど一般的ではない時代です。
デジタルというコトバすら未来的な響きでした。
現場での文字の扱いは師匠の指示のもとで、写植文字を切ったり貼ったり、書体集を印画紙に焼き付けたりとまさに手作業の連続でした。
だからこそ、文字の選定や組み方に必要な法則やルールをしっかりと学ぶことができ、必要な感覚が叩き込まれたのだと思います。
(フォントのことで相談するなら40代のデザイナーがおすすめです。)
そんな私のこだわりから、「文字組」に関しては特に多くの内容を盛り込みました。レイアウトにとっての文字の重要性を、
どうしても伝えたいのです。
その後、移籍した会社でも毎日が勉強でしたが、自分自身の成長も次第に感じるようになりました。先輩のアートディレクターについて日々の仕事と向き合ううちに、
レイアウトの基本が身についたのだと思います。
30歳で独立し、小さいながらも制作会社を立ち上げることができました。雑誌広告がメインの仕事なので、ビジュアル(アートワークとしてのアイデア)づくりの毎日です。
考案したビジュアルアイデアは撮影や画像処理などを経て仕上げていきますが、最終的には「レイアウト」次第なのです。
たとえば、フォントの選び方ひとつでも全体のイメージは大きく変わってしまいます。カッコいいかカッコ悪いか、の分かれ道と言ってもいいでしょう。
「カッコいい作品をつくる時には富樫さんにまかせたい」。
クライアントや代理店からのそのひと言を励みに、今日も新しいビジュアルづくりに取り組んでいます。
スタッフにも恵まれた私は、おかげさまで何度か広告賞もいただくことができました。現在の会社のデザイナーたちも成長して、多くが独り立ちしています。
巣立っていったスタッフたちが活躍しているのを見るのは本当にうれしいものです。彼らを指導しながら私自身も学び続けることで、
「グラフィックデザイナー養成塾」は生まれました。
DTPは、利便性やスピードなど、はかりしれないメリットをもたらしてくれました。その反面、残念なことにたとえば「上司が部下の仕事を把握しにくい」
という現象を生んでしまっています。結果ではなく過程がわかりにくいのです。
手作業での進行をヨコから後ろから見たり見られたり、のアナログ時代と違い、モニター画面での作業は個人業務としての性格が強く、
「見る」ことは「覗く」ことのようで、気軽にチェックしにくいものです。
また、作業は随時「最新」の状態で進むために経緯の確認もままなりません。それは教える側だけでなく、むしろ教わる側にとって残念な現状と言えるでしょう。
ほんの少しのアドバイスを加えただけで、レイアウトは見違えるほど改善するものです。その機会がDTPワークにおいて減っている、あるいは失っているとしたら…。
クライアントや代理店からのそのひと言を励みに、今日も新しいビジュアルづくりに取り組んでいます。
このサイト上でもお伝えしていることですが、デザインレイアウトはスキルでありテクニックだ、と私は常に言い続けています。感性という曖昧なものではなく、
コツでありノウハウなのですから、それはもっともっと伝えていくべきなのです。レイアウトがスキルアップしてこそ、
そこに個性も生かされ発揮されていくのではないでしょうか。
「グラフィックデザイナー養成塾」は、テキストはもちろん通信添削課題に至るまで私のこだわりを存分に散りばめてつくりあげた学習システムです。
その「こだわり」をぜひ受け取っていただき、ご自身の「こだわり」をさらに高めるキッカケとしていただけたなら、こんなうれしいことはありません。
私が手がけた仕事の一部を紹介します。新聞・雑誌・ポスターをはじめ、カタログ・パンフレットとさまざまな紙媒体のアートワークに関わってきました。
サービスはもちろん、イベント・企業広告、さらには各種ロゴやシンボルマークなどのデザインと多岐にわたります。
「グラフィックデザイナー養成塾」の塾長であると同時に、これからもひとりのアートディレクターとしてどんどん活動してゆきます。
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